無痛分娩をしてみての感想

先日出産しました。

今回は無痛分娩にしてみたので、流れや、感想を紹介します。

 

 

 

 

①そもそも無痛分娩とは?

無痛分娩について、実は定義は特に決まっていないそうです。そのため、病院によって無痛分娩といったり和痛分娩と言ったり、麻酔の方法など内容が異なる場合もあります。

ただ、共通としては痛みを何らかの方法(主に麻酔)にて軽減させてお産をすることです。

 

②施設の探し方

令和5年3月末までは、厚生労働省で一覧が作成されていましたが、

現在はJALAのサイトで、無痛分娩をしている施設を検索することができます。

www.jalasite.org

 

なお、こちらの検索結果には出ないけど、ホームページには無痛分娩・和痛分娩をやっていますと紹介されている施設もありますので、ここに載ってないからと諦めないでください。

 

なお、施設を探すときは以下のことに気をつけてください。

⑴初産婦でも対応可能か?

 病院の方針によっては、経産婦しか無痛分娩をしないところもあります。理由としては、麻酔によって陣痛が遠のいてしまい、分娩時間が長くなるリスクがあることや、いきみにくくなることのリスクなどといった理由があるためです。

⑵自然か?計画か?

 病院の方針によっては、陣痛が来てから無痛分娩開始のところもあれば、計画(誘発剤使用)で実施する病院もあります。選べるところもあるそうです。病院に問い合わせてみてください。

⑶費用

 病院によって異なりますが、10万〜20万のプラス料金の印象です。ご予算と相談してください。

⑷麻酔の種類

 背中から麻酔を刺す方法(硬膜外麻酔)をとっている病院や、鎮痛剤を注射する病院があります。どちらを選択するかは、それぞれの麻酔のメリットデメリットを確認してください。

 また、麻酔ではなく呼吸法を用いた方法で和痛分娩と評している病院もあるそうです。

 

⑸通院可能か

 通院可能圏内なのか、かつ、お産のときに安心して向かえる距離なのかを確認してください。

 遠すぎたり、通院しにくいところにあると、特に妊娠後期の週一の健診は辛いです。

 

⑹そもそも自分は無痛分娩できるか

 無痛分娩は、万人ができる分娩方法ではありません。

 例えば、背中に脂肪が多い人や、背骨の隙間が狭い人は、硬膜外麻酔をする場合、針を刺せないので無痛分娩が出来ません。特に妊娠の経過において体重が増えすぎて無痛分娩が出来なくなるケースがあります。つまり、自然分娩よりも体重コントロールが厳しくなります。コントロールに自信が無い人も難しいと言えます。

 他に、血が固まりにくい、逆に固まりやすい人もだめな場合もあるそうです。

 

③自分の分娩の流れ

計画分娩だったので、前日から入院をしました。

内診・NST等を実施し、

無痛分娩可能かの血液検査(血のかたまりやすさを確認)の後、バルーン挿入をし、その日は就寝しました。

翌日、朝食を食べてから促進剤点滴開始です。

薬の効きがよくて、すぐに陣痛になりました。

ただ、なかなか子宮口が開かず、無痛処置まで時間がかかりました。(基本的に子宮口が4cm以上且つ本陣痛になっている場合に麻酔をかけるというルールになっていたから。)

無痛処置は、まず血圧計や酸素濃度を測る機械、心拍計などの機械をつけられました。その後背中を丸め、背骨に管を挿し込んで、そこから麻酔を注入します。この管の設置ですが、かなり繊細な作業なので、設置中は絶対に動かないでね!どうしても陣痛が辛くて体が動きそうなら言ってね!そうしたら待つから!と言われました。

麻酔をかけると、だんだんと体が温かくなり、今度は次第に足がジンジンしてきて、下半身の感覚が鈍ってきました。痛みも徐々に引いていき、15分もすれば痛みはほとんど感じなくなりました。

追加の麻酔を加える場合のやり方(機械の取り扱い方)を聞いたあと、しばらくは落ち着いて過ごしました。

しかし、突然プッツンという音がしたような気がし、さらに突然痛みが強くなりました。

ナースコールをし、助産師さんが来て内診してもらうと、破水した上に、子宮口全開大していることが判明。(麻酔の影響か、破水していることに全く気づきませんでした(・・;)

急いで追加の麻酔と分娩の準備が進み、破水から15 分足らずで出産となりました。

出産時はやはり麻酔の影響かいきむ感覚が難しかったですが、助産師さんたちの的確な指示のおかげでスムーズ(すぎる(汗))な出産になりました。

 

 

④メリット・デメリット

☆メリット
  • 痛みが抑えられるので、体に過度の負担がない。

(血圧が上がりすぎたりしない等)

  • 痛みに対して恐怖心が強い人は、ストレスを軽減できる。
  • 緊急帝王切開が必要になったときに、対応が迅速にできる。
  • 予後の安定がしやすい。

 

★デメリット
  • 陣痛が遠のきやすい傾向。

→分娩時間が長くなることがある。

  • 麻酔特有の副作用の可能性。

→頭痛、かゆみ、吐き気などがでる、尿意が感じにくくなる可能性等。

  • 費用が高くなる。
  • いきむときに力が入りにくい。

→自然分娩よりも吸引分娩等になる確率が上がる。

 

⑤全体の感想

 とにかくまず言いたい。

 無痛分娩最高!!(^o^)

 これは、一人目は普通分娩で産んだからこそ、より強く感じるのだと思います。

 

 ちなみに、痛みは主観的な感覚であることを前提に、どれくらい痛くないのかというと、、、

 正直、陣痛周期が2〜3分でも普通に寝れる!(実際には寝ないけど(^_^;))くらいです。

 麻酔で痛みが引いたあと、自分はそれまでの疲れがどっと出てきてぼーっと過ごしていました。確かに、お腹の張りは分かるんです(というかいきむときのために痛みは0にしていないそうです)。でも痛くない。

 そのため、落ち着いて出産することができました。

 上の子の自然分娩による出産直後はもう力尽き、やっと終わった、、、( ´Д`)=3という気持ちが強かったです。立ち会いしていた夫との会話も疲れてそれどころでは無かったです。出産の感動よりも、疲労感が強かったです。

 しかし、無痛分娩では疲労感が格段に少なく、普通に会話もできるし、なんならお腹空いた〜と余裕綽々(笑)。生まれた後の赤ちゃんの処置(羊水を出す処置とか)も前回は隣でやっていても余裕がなくて見てられませんでしたが、今回はあーこんな確認や処置をしているんだ〜とじっくり観察できました。

 また、上の子の出産の後は、病室に移動後間髪入れずに爆睡(=_=;)してましたが、今回は体力が余っているのか病室で産まれたよ〜と親戚や友人と連絡取り合ってました(笑)そんなに眠気も無かったし(^_^;)

 

 話が少し変わりますが、

 

 無痛分娩をして良かったことの一つに、内診が痛くなくなるのが良かったです。グリグリされても圧迫感とかは感じますが、激痛ではないです。

 内診って、意外と痛くて個人的に苦手なんですよね(;´д`)トホホ…

 

 

 ではここからは、う〜ん( ・ั﹏・ั)だったことについて。

 仕方ないのですが、足が痺れて下半身が思うように動かなくなること。そのせいで、麻酔が切れるまで、産後の待機時間が長引いたりしまた。陣痛中も床ずれ防止で時々体位変換するのですが、自力だと結構大変でした。

 次に、すぐに効くとは限らないということ。

 まず麻酔をかけるには準備が必要です。その準備が遅いと、そもそも麻酔がかけられません。

 また、麻酔といえど入れてコンマ一秒で効くわけではないので、場合によっては多少我慢タイムがあります。麻酔をかけても数分〜十数分効き始めるのに待たなくてはなりません。超スピード出産なんかだと、無痛の効果を感じられずに出産が終わるケースもあるそうです。こういった、タイミングの難しさを感じました。

 最後は食事について。麻酔中は食事禁止です。水、スポーツドリンクは飲めます。麻酔を入れる数時間前から禁食と言われたので、食後すぐに陣痛が強くなり、急遽麻酔入れたいです(;゚∀゚)=3ハァハァとなっても、時間が空いてないと麻酔を入れられません。

 

最後に。

 

無痛分娩と言いますけど、

       きちんと痛みはあります。

子宮口がある程度開いてからや、もしくは本陣痛の周期がある程度短くなってから等、病院によって基準がある程度あると思います。そのため、最初のうちはちゃんと痛いです(汗)

(自分は陣痛周期は3分ほどなのに子宮口がなかなか開かないから麻酔がなかなか入れられなくて、結構長い時間痛みを耐えました。分娩時間6時間のうち、麻酔がかかっていたのは1時間程度でした。)

なので、無痛分娩ではなく、“減痛分娩”がより実態に合った名前じゃないかと思います。

 

⑥なぜ日本では無痛分娩が広がらないのか?

アメリカやフランスなどでは半分以上が無痛分娩です。一方で、日本における無痛分娩は2023年でやっと約11%です。なぜ無痛分娩は日本で広がらないのでしょうか?私なりに考えてみた理由は以下のとおりです。

⑴麻酔科医が足りていない(対応できる施設が少ない)

 無痛分娩は麻酔の専門;麻酔科医が必要です。麻酔科医がそもそも不足しているため、施設として無痛分娩ができない→無痛分娩施設が増えない という理由があると思います。

⑵費用がかかる

日本では無痛分娩はオプション扱いですが、普通分娩と同じ金額でできる国もあります。日本もオプション扱いにしなかったり、補助金が出るなどすると、本当は無痛分娩にしたいけど金銭面で‥(;´∀`)という層がやりやすくなると思います。

⑶痛みに対する美化?

よく言う、お腹を痛めずに産んだら我が子がかわいくなくなる論ですね。

では全く痛い経験をしていない父親は、我が子がかわいくないのか?

そんなことないですよね?

お腹を痛めて産んだのにも関わらず、子供そっちのけの母親もいるし、子煩悩な父親もたくさんいます。

痛みを我慢する=美しい、素晴らしい

そういう考えが、まだ日本人の根底にあるのかもしれません。

ちなみに、無痛分娩で産んだ我が子も、普通分娩で産んだ我が子も、どちらもとっっってもかわいいですよ(*˘︶˘*).。.:*♡

⑷無痛分娩は自然じゃない?

分娩の方法にはいくつか種類があります。

普通(自然)分娩、帝王切開、無痛分娩、、等

普通(自然)分娩以外は異常な分娩なの?

言葉に引っ張られている感は強いですね。

⑸医師や助産師の反対?

医師や助産師の方で、ブログの記事や動画で、無痛分娩に対して消極的な意見を紹介している方が意外と多いなと個人的に感じます。

 

陣痛が遠のきやすい

普通分娩の方が感動的

リスクが高い   等など、、、

 

もちろん、色んな意見があって良いと思います。

ただ、できるだけ医学的根拠に基づいて内容を書いてほしいです。

 

 

この記事が、無痛分娩について知りたい方の参考になると嬉しいです。